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朋優学院高等学校は、東京都品川区に所在する私立高等学校で、学校法人中延学園によって運営されています。1946年に高等女学校として開校し、学制改革を経て普通科のほか多彩な専門学科を有する女子校として発展してきました。2001年には校名を現在の「朋優学院高等学校」へと改称し、男女共学化を実施。
共学化と同時に「特進」「普通」「調理」「美術」「デザイン」の5コース体制に移行し、2008年には「普通コース」を「進学コース」に改称するなど、時代のニーズに応じた教育体制の見直しを進めてきました。2010年には「国公立コース」を新設し、進学校としての方向性を一層強化。2016年には「調理」「美術」「デザイン」の3コースを廃止し、2018年には新校舎の完成とともに第二校庭も整備されました。2022年には、東京大学や京都大学、国公立医学部への現役合格を目指す「国公立TGコース」が新設され、難関大学進学にも対応できる体制が整えられています。
教育理念と学びの姿勢
朋優学院高等学校では、「自立と共生」の理念を教育の根幹に据えています。授業では表面的な解法ではなく、本質を理解する力を育成。例えば数学では公式の導出過程に重きを置き、深い理解を促す指導が行われています。大学合格は通過点であり、生涯にわたって学び続ける姿勢を大切にしています。
学びのスタイルと教育課程
朋優学院高等学校では、生徒が主体的に学び、目標に向かって着実に力を伸ばせるよう、学習環境と教育課程の両面から支援しています。
1年次は全コース共通カリキュラムで学びの土台を固め、2年次からは「国公立コース」「文系コース」「数理コース」に分かれて、それぞれの進路に応じた専門的な指導が始まります。各コースでは少人数制のきめ細やかな授業を展開し、主要教科では習熟度別のクラス分けが行われるほか、演習を多く取り入れ、入試に直結する高度な授業が展開されており、共通テストや難関大学入試への実践力を高めます。
また、日常的に自学自習が根付いているのも大きな特徴です。放課後には多くの生徒が教室に残って勉強し、試験前にはクラス全体で集中して学習に取り組む「サイレント自習」も実施。高い目標を持つ仲間とともに切磋琢磨することで、自然と学習意欲が高まる環境が整えられています。
グローバル教育
朋優学院高等学校では、語学力の向上にとどまらず、国際的な視野を育てるグローバル教育を展開しています。1・2年生の全員を対象にオンライン英会話を実施し、外国人講師との1対1の対話を通して実践的な英語力を身につけます。授業内で使用するテーマに沿って事前準備や振り返りのエッセイも行うため、英語での発信力が自然と鍛えられます。
加えて、イギリスの街並みを再現した「ブリティッシュヒルズ」での宿泊研修や、「東京グローバルゲートウェイ(TGG)」での体験型英語プログラムを通じて、英語を“使う”機会を豊富に提供。どちらも1年生全員が参加対象となっており、英語学習の動機付けを高めています。
さらに、希望者は海外留学にも挑戦できます。夏期にはオーストラリアでの短期留学を実施し、現地校での授業参加や文化体験、ホームステイを通じて異文化理解を深めます。3カ月間にわたるニュージーランド中期留学では、公立高校での学びと現地での生活を通して、自立心と国際感覚を磨くことができます。
これに加えて、海外大学への進学を目指す生徒には、協定校推薦制度「UPAS」の利用も可能です。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの大学への進学を視野に入れたサポート体制も整っており、グローバル社会で活躍できる人材育成を目指しています。
社会とつながる教育活動
1年生対象の弁論大会「HOYU PRIDE」では、社会問題をテーマに意見を論理的に発表する力を育てます。2年生では社会人講演を通じて将来像を具体化。国公立TG・国公立コース生を対象とした京都・東北研修旅行では、働き方や社会課題に対する理解を深める機会が提供されます。また、(株)リクルートと連携した「USプロジェクト」では、東大生講師やリクルート社員による講演会やワークショップ、オフィス見学等への参加を通じて、自ら考え行動する力「自考自伸」の育成を目指します。
ICTと自己管理力の育成
BYOD方式(Bring your own device 自身の端末を持ち込んで使用する)を導入しており、各自のデバイスをオンライン小テストや課題の提出などに活用しています。GmailやGoogle Classroomを使った双方向型の学習が日常化しています。
ビジネス手帳型の生徒手帳を使った自己管理指導も実施されており、時間管理能力の向上にも力を入れているのも特徴です。全HR教室にはプロジェクター型の電子黒板を設置し、ICTを活用した発表や視覚的な授業が可能な環境が整っています。
進路状況(2025年度合格実績)
国公立大学・大学校
一橋大学(5名)/
京都大学(3名)/
大阪大学(3名)/
東北大学(3名)/
北海道大学(4名)/
小樽商科大学(1名)/
帯広畜産大学(1名)/
秋田大学(1名)/
筑波大学(7名)/
埼玉大学(1名)/
千葉大学(5名)/
東京海洋大学(1名)/
お茶の水女子大学(5名)/
電気通信大学(4名)/
東京外国語大学(1名)/
東京学芸大学(2名)/
東京科学大学(3名)/
東京農工大学(2名)/
横浜国立大学(12名)/
金沢大学(1名)/
山梨大学(2名)/
信州大学(1名)/
滋賀大学(1名)/
奈良女子大学(1名)/
広島大学(1名)/
香川大学(1名)/
防衛医科大学校(1名)/
防衛大学校(1名)/
釧路公立大学(1名)/
国際教養大学(1名)/
東京都立大学(5名)/
川崎市立看護大学(2名)/
横浜市立大学(2名)/
長野大学(1名)
私立大学
早稲田大学(70名)/
慶應義塾大学(41名)/
上智大学(59名)/
東京理科大学(114名)/
学習院大学(23名)/
明治大学(191名)/
青山学院大学(91名)/
立教大学(132名)/
中央大学(104名)/
法政大学(198名)/
麻布大学(2名)/
亜細亜大学(5名)/
神奈川大学(22名)/
関西大学(1名)/
関西学院大学(15名)/
関東学院大学(5名)/
北里大学(9名)/
杏林大学(2名)/
近畿大学(1名)/
工学院大学(23名)/
國學院大学(36名)/
国際医療福祉大学(1名)/
国士舘大学(5名)/
駒澤大学(26名)/
芝浦工業大学(79名)/
順天堂大学(3名)/
昭和女子大学(14名)/
昭和医科大学(7名)/
女子美術大学(1名)/
成蹊大学(36名)/
成城大学(41名)/
マリアンナ医科大学(1名)/
聖路加国際大学(4名)/
専修大学(31名)/
洗足学園音楽大学(1名)/
大東文化大学(1名)/
多摩美術大学(2名)/
千葉工業大学(17名)/
津田塾大学(11名)/
帝京大学(4名)/
東海大学(11名)/
東京医科大学(1名)/
東京医療学院大学(1名)/
東京医療保健大学(4名)/
東京工科大学(4名)/
東京工芸大学(1名)/
東京慈恵会医科大学(2名)/
東京女子大学(12名)/
東京造形大学(1名)/
東京電機大学(28名)/
東京都市大学(160名)/
東京農業大学(20名)/
東京薬科大学(7名)/
同志社女子大学(3名)/
同志社大学(3名)/
東邦大学(5名)/
東洋大学(64名)/
獨協大学(12名)/
日本獣医生命大学(1名)/
日本女子大学(39名)/
日赤看護大学(6名)/
日本大学(70名)/
星薬科大学(7名)/
武蔵大学(12名)/
武蔵野大学(24名)/
武蔵野美術大学(2名)/
明治学院大学(95名)/
明治薬科大学(9名)/
立命館アジア太平洋大学(5名)/
立命館大学(3名)
海外大学
Hesston College(1名)/
Oregon State University(1名)/
Saint Louis University(1名)/
The University of Alabama at Birmingham(1名)
体育部
男子バスケットボール部/
女子バスケットボール部/
男子バレーボール部/
女子バレーボール部/
男子バドミントン部/
女子バドミントン部/
サッカー部/
男子テニス部/
女子テニス部/
野球部/
陸上部/
卓球部/
ダンス部/
剣道部
文化部
箏曲部/
吹奏楽部/
軽音楽部/
アトラクション部/
華道部/
ボランティア部/
天文部/
美術部/
模型部/
eスポーツ部/
生物部/
放送部/
茶道部/
家庭科部/
文芸部/
パソコン部/
ボイスアクター部/
理工学部/
クイズ研究部/
English Speaking Club/
競技かるた部/
ボードゲーム部/
鉄道研究部
同好会
写真同好会/
合唱同好会/
書道同好会
サークル
フットサルサークル/
トレーニングサークル
朋優学院高等学校は、「100年建築」を目指して建設された頑強で洗練された校舎を有し、万が一の災害時にも生徒の安全を守れるよう配慮されています。都市的で落ち着いたレンガ造りの外観に加え、校舎内には生徒の学び・生活・成長を多面的に支える施設が整っています。中央棟を中心としたメインの校舎には、普通教室のほか、専門設備を備えた理科室、図書室、面談室、カフェラウンジなどが設けられています。探究・創造的活動を支える特別棟には、情報や美術など専門分野に対応した多機能な教室が集約されています。開放感のある空間設計と多様な学びのスタイルを支える設備が共存しています。
主な施設一覧
中央棟
6F:物理室・化学室・生物室(理科実験や探究授業で使用)、選択教室×2
3F〜5F:普通教室×12、ロッカーラウンジ×4(3HR教室に1つの割合で設置。交流とリラックスの場として活用)
2F:図書室(約27,000冊の蔵書を備えた自習空間)、教員室、教員室前ラウンジ(教員への質問がしやすい開放的な場)、面談室、進路指導室、会議室
1F:エントランス(南向きの吹き抜けで明るく開放的)、第1体育館(約600席の移動観覧席付きで多目的利用が可能)、事務室、カフェラウンジ(軽食やドリンクの自販機設置・昼休みにお弁当販売も)、家庭科室、生徒会室、放送室、理事長室、法人室、保健室・カウンセリングルーム
B1F:第2体育館
特別棟
1F:アクティブラーニング室(柔軟なレイアウトが可能な情報実習教室)、美術室(画材や専門書、電動工具を備え、自由制作にも対応)、屋上庭園
B1F:選択教室×8
B2F:視聴覚ホール、音楽室
その他の設備
HR教室:廊下側がガラス張りで明るく、放課後には自習スペースとしても利用可
グラウンド:人工芝のテニスコート3面を備えた第1グラウンドに加え、フットサルコートのある第2グラウンドも併設
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