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神奈川県立足柄高等学校

神奈川県立足柄高等学校

神奈川県/南足柄市

住所

神奈川県南足柄市怒田860

TEL

0465-73-0010

公式HP

https://www.pen-kanagawa.ed.jp/ashigara-h/

◆学校概要

神奈川県立足柄高等学校は、神奈川県南足柄市怒田にある男女共学で公立の高等学校です。2017年度から始まったインクルーシブ教育実践推進校として知られている県立高校でもあります。地域への貢献活動の一環で、神奈川県民・在勤のかたに対して会議室や体育館、武道場などの貸し出しを行っているのも特徴的です。

◆育成方針

教育理念
神奈川県立足柄高等学校では、校訓には「端正」・「努力」・「創造」、教育目標としては以下の3つのことを掲げています。
1.一人ひとりを大切に
2.きびしく、かつあたたかく
3.地域に学び、未来へ羽ばたけ

また、神奈川県立足柄高等学校は、これらの教育目標を基本として、さらにアドミッション・ポリシーを以下の3つほど表明しています。

1.「集団での学びから自ら課題を発見し、その解決に向けて主体的に考え、成長に向けて挑戦しようとする生徒」
2.「基本的なルールを守り、自己と他者の違いを公平に捉え、互いの人格を尊重する態度を育てようとする生徒」
3.「地域に対する理解を深め、広く社会に貢献する意欲のある生徒」

教育の特色
インクルーシブ教育実践推進校
神奈川県立足柄高等学校は、障害や国籍、宗教、人種を問わず、さまざまな個性がある生徒たちが同じ学校生活を送っていけるようにすることを目標としたインクルーシブ教育を重要視した教育を行っています。自分とは違う考えや人たちと接する中で、さまざまな変化に対応できる人を育てていくことに力をいれています。

小集団学習と習熟度別学習
神奈川県立足柄高等学校では、少人数制の習熟度別クラスで数学と英語の授業が行われていて、生徒の学習進度や理解に応じたきめ細かい指導を行っています。さらに、ダブルティチャー制をとっている授業もあり、授業内での生徒からの質問に対して多く答えられるような体制作りもしています。また、教科だけでなく、HRクラスも担任とサポート担任による2人担任制をとっており、生活面でもより細やかに生徒に対応していこうとしているのも特徴的です。

「Ashi活」の時間を有効活用
朝の始業前10分間を神奈川県立足柄高等学校では、「Ashi活」の時間と設定。読書や小テストなどに取り組む時間として有効活用しています。

スタディサプリ活用校
学習サービスの「スタディサプリ」とも神奈川県立足柄高等学校は密接に連携しています。生徒各自が予習・復習に利用したり、中学校などの内容に戻って学び直しをしたりしています。年3回行う到達度テストの結果をもとに、生徒ごとの課題とそれを解決するための授業動画が配信されるサービスを取り入れているのも特徴的です。高校1・2年次には、毎週末に英語の授業動画を配信し、それを視聴してもらい、次の週の始業前10分間「Ashi活」の時間に小テストを実行。さらに、大学進学希望の生徒には、「スタサプ部」を設置していて、個別に学習予定や学習履歴を確認。個別面談なども行い、希望の進路に進めるようサポートするなど、神奈川県立足柄高等学校は、スタディサプリを有効活用している学校です。

デジタル教材「キャリアナビ」を利用した総合的な探究の時間
各学年ごとにテーマを決定。スモールステップで活動していくことを基本として、神奈川県立足柄高等学校の総合的な探究の時間は進んでいきます。高校1年次には、「地域理解と自己発見」、高校2年次には、「自己理解と社会探究」、高校3年次には「自己実現」をテーマとして設定。それぞれのテーマについて自分たちで課題を見つけて、それらの解決策を考えたり、問題点を探究したりしていきます。探究した課題やテーマは、南足柄市や地域の企業にプレゼンテーションをする機会があり、そうした発表を通して、自分の意見を相手に伝える方法も学びます。総合的な探究の時間での活動を通して探究したテーマや興味関心をもとに、デジタル教材の「キャリアナビ」を使って、小論文を作成したり、志望理由書を作成したりするなど、探究学習を進路活動に繋げているのも特徴的です。

希望する進路の学びを体験させる進路指導
文系・理系だけでなく、医療系やスポーツ系などさまざまな大学の教授を招いて、上級学校で行われている授業を実際に模擬体験。また、夏休みにはインターンシップも実施し、職業観の育成も行っています。生徒自身の興味関心を広げたり、就業のイメージを促したりなど、実際に体験させることを進路指導の中心に置いているのも特徴的です。また、「足高手帳」という神奈川県立足柄高等学校オリジナルのスケジュール帳を生徒に携帯させています。この足高手帳に自分自身で模擬授業やインターンシップのスケジュールを記入させたり、目標や振り返りを書かせたりする体験を通して、自分を律する力の育成も行っています。

コース
神奈川県立足柄高等学校では、高校1年・2年次では、コースはわかれていきません。ですが、化学か物理かや、世界史探究か日本史探究かといった科目ごとの選択授業は、高校2年次から始まります。さらに、必修選択として、英語コミュニケーションⅠや数学B、古典探究、美術Ⅱ、書道Ⅱ、音楽Ⅱ、保育基礎から自分の進路に合わせた授業を選んでいくようになります。そして、高校3年次から、「理系α」、「理系β」、「文系」の3つのコースにわかれていくのが特徴的です。高校3年次のどのコースも選択授業が多いため、自分の進路に必要な科目は何なのかを高校2年次に知っておく必要があります。

理系α
理系αでは、数学Ⅲ・Cが必修、物理か化学かを選択していくことになります。さらに、自由選択の授業(C選択)もあり、英語コミュニケーションⅡや公共、国語表現、論理・表現Ⅰ、ビジュアルデザイン、情報Ⅰの中から選択していく形になります。

理系β
理系βでは、数学Cが必修、化学か生物かを選択していくことになります。理系βでも理系αと同様に、C選択という自由選択の枠の授業があります。さらに、A選択・B選択という2つの選択授業があるのが特徴的です。A選択の枠には、英語コミュニケーションⅡや国語表現、日本史探究、世界史探究、生物基礎、論理・表現Ⅰ、器楽から選択。B選択では、英語コミュニケーションⅡ、国語表現、数学A、書道Ⅱ、論理・表現Ⅰ、ソルフェージュ、フードデザイン、素描から選んでいきます。

文系
文系では、古典探究が必修、地理探究か世界地理史、日本地域史、現代の国際関係、政治・経済から選択して勉強していくことになります。文系も理系βと同じ内容のA選択・B選択・C選択から授業を選んで学習していきます。

◆進路状況

令和7年3月に卒業した卒業生227名の進路状況は、大学進学者が117名(全体の54.4%)、短大進学者が13名(全体の6.0%)、専門学校進学者が61名(28.4%)、就職者が13名(全体の6.0%)、未定者が11名(5.1%)でした。以下は、令和7年度大学入試の結果です(現役生と既卒生の両方が含まれています)。

国公立大学
なし

私立大学
青山学院大学/ 麻布大学/ 桜美林大学/ 大妻女子大学/ 神奈川大学/ 神奈川工科大学/ 鎌倉女子大学/ 関東学院大学/ 北里大学/ 工学院大学/ 国際医療福祉大学/ 国士舘大学/ 駒澤大学/ 駒沢女子大学/ 相模女子大学/ 産業能率大学/ 松蔭大学/ 湘南医療大学/ 実践女子大学/ 成城大学/ 専修大学/ 洗足学園音楽大学/ 大正大学/ 大東文化大学/ 玉川大学/ 中央大学/ 帝京大学/ 桐蔭横浜大学/ 東海大学/ 東京経済大学/ 東京工芸大学/ 東京電機大学/ 東京農業大学/ 東都大学/ 日本大学/ 文教学院大学/ 法政大学/ 武蔵野大学/ 目白大学/ 横浜創英大学/ 横浜薬科大学/ 和光大学

短期大学・短期大学部
小田原短期大学/ 湘北短期大学/ 鶴見大学短期大学部/ 山野美容芸術短期大学

◆特別活動

運動部
男子バスケットボール部/ 女子バスケットボール部/ 男子バレーボール部/ 女子バレーボール部/ 男子ソフトテニス部/ 女子ソフトテニス部/ バドミントン部/ 卓球部/ 陸上競技部/ 剣道部/ サッカー部/ 硬式野球部/ 弓道部/ ワンダーフォーゲル部/ ダンス部

文化部
演劇部/ 美術部/ 生物部/ 茶道部/ 家庭部/ 吹奏楽部/ 軽音学部/ 放送部/ 写真部/ 合唱部/ イラスト部/ 歴史研究部/ 情報技術同好会

特設部活動
スタサプ部

◆施設設備

1F
・教育相談室
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが定期的に来校し、生徒の悩みや相談にのってくれています。
・保健室
・前庭
つつじや梅が植えられています。校訓が書かれた石碑もあります。
・中庭
文化祭で軽音楽部のステージとして使われたり、球技大会でドッチボールの会場になったりしています。
・書道教室
書道の授業で使われる教室で、前の廊下には入賞者の作品が飾られています。
・化学教室
化学や化学基礎の授業や朝講習の実験に使われている教室です。
・売店

2F
・自習室
仕切られた個別ブースに机が並べられた自習室です。
・情報教室
情報の授業や部活動、委員会活動などにも使われています。ホワイトボードや移動式の小型プロジェクター、大型スクリーン、2台の大型モニターもあるため、プレゼンテーション活動やグループワークでも利用されています。
・進路指導室
大学や専門学校のパンフレット、就職のための求人票などがあります。赤本も置かれていて、閲覧可能。また、面接練習や進路相談もこの部屋で行われています。
・進路コーナー

3F
・演習教室
プロジェクターやスクリーン、アクセスポイントが配備されています。少人数制の授業や部活動などで利用されています。
・視聴覚教室
軽音学部の部室として使われているだけでなく、オープンスクールなどの学校説明会にも使用されています。
・図書館
読書だけでなく、自習にも利用できますし、授業に使われることもあります。小説や漫画など、幅広いジャンルの蔵書がある図書室です。

4F
・HR教室
すべての教室にプロジェクターを完備。2025年度中に電子黒板も設置される予定です。
・リソースルーム
進路実践の授業で使用。学習ブースもあるので個別学習にも使える部屋です。
・美術教室
美術や素描の授業で使われている教室です。
・音楽教室
音楽系の授業で使われており、グランドピアノが中央にあるだけでなく、奥にはさまざまな楽器も置かれています。

その他の施設
・卓球場
体育の授業と卓球部の部活動で利用されています。
・体育館
体育の授業だけでなく、演劇部やバスケットボール部、バドミントン部などの部活動でも使われています。また、式典や球技大会のバドミントン・バスケットボールの会場としても活用されています。
・武道場
体育の授業だけでなく、学年集会にも利用されています。ダンス部や剣道部の部活動として使われるだけでなく、地域の剣道クラブに休日は貸し出されています。
・トレーニングルーム
・部室棟
運動部の部室は男女別々になっています。
・弓道場
・日本庭園
初代校長が設計した枯山水の庭園です。
・テニスコート
3面分の土のコートで、体育の授業やソフトテニス部の部活動で使われています。
・グラウンド
体育の授業と硬式野球部・陸上競技部・サッカー部の部活動で利用されています。体育祭や球技大会の会場にもなっています。

教室一覧

東京都

神奈川県

川崎エリア

横浜エリア

逗子/横須賀/三浦エリア

湘南エリア

県央エリア

相模原エリア

県西部エリア

埼玉県

浦和エリア

所沢エリア

朝霞・志木エリア

ふじみ野鶴ケ岡エリア

さいたま本郷エリア

扇台・武蔵藤沢エリア

川越・新河岸エリア

川越・鶴ヶ島エリア

坂戸・若葉エリア

高坂エリア

毛呂山エリア