高校生が勉強しない理由と親の接し方!やる気を引き出す6つの秘訣

高校生が勉強しない理由と親の接し方!やる気を引き出す6つの秘訣 - 個別指導専門の学習塾創英ゼミナール|小学生・中学生・高校生の個別指導について解説する記事のアイキャッチ画像

「高校に入ってから、あんなに頑張っていた子がパタリと勉強しなくなった」 「テスト前なのにスマホばかり……声をかけると『今やろうと思ってたのに!』と逆ギレされる」 「大学受験が近づいているのに、危機感が全くないのはなぜ?」 高校生のお子様を持つ保護者の方にとって、昔も今も変わらないのは「勉強しない」という悩みです。中学生の頃までは親の言うことを聞いていた子も、高校生になると身体も心も成長し、親がコントロールしようとすればするほど、反発や無気力の溝は深まってしまいます。 しかし、高校生が勉強しないのには、単なる「怠け」ではない本当の理由が隠されています。そこを理解せずに「勉強しなさい」と正論をぶつけることは、火に油を注ぐようなものです。 そこでこの記事では、高校生がやる気を失う心理や親が取るべき距離感、今の状況を打ち破るためのコツを6つ紹介します。お子様が自発的に将来に向けて勉強を再開するためのヒントをお伝えしますので、ぜひ最後までご一読下さい。

1. なぜ高校生は勉強しなくなるのか?本当の理由を探る

「勉強しなさい」と言う前に、まずは「なぜ勉強できなくなっているのか」という背景を、親が理解しておく必要があります。高校生が抱える勉強しない壁は、中学生の時よりもはるかに高くなっており、一筋縄ではいかない問題だからです。

 

ここではまず、高校生ならではの学習面や精神面について見ていきましょう。

 

学習内容の難化と「わからない」の積み重なり

高校1年生の1学期を境に勉強しなくなる「高1の壁」は非常に深刻な問題です。中学校までの学習内容が暗記で乗り切れたのに対し、高校では論理的思考と圧倒的な分量が求められるため、暗記だけでは対応できなくなります。

 

特に数学や英語は積み上げで点数に繋がる科目であり、地道に勉強しないと後で取り返すのが大変です。

 

・数学

数式数式が抽象化するため、一度の授業を休んだだけで次の授業内容の理解が追いつかないこともあります。いったん理解につまずくと、その後に学ぶより発展的な内容の理解が難しくなり、学習の遅れが広がってしまうことがあります。高校数学では二次関数や三角比など、これまでより抽象度の高い単元を扱う場面もあるため、基礎の理解が十分でないまま進むと、その後の数学や理系科目に苦手意識を持ってしまうケースも少なくありません。

 

・英語

文法のレベルが高くなり、覚える単語数も中学の数倍に膨れ上がります。1文が非常に長くなり、文法の理解が曖昧だったり、語彙力が不足すると読解スピードが追いつかなくなります。

 

・物理・化学

中学までの理科とは次元が異なる専門的な計算が増え、概念を理解できないまま置いていかれる生徒が続出します。

 

一度授業でわからない状態が数週間続くと、高校生は「自分にはこの科目の才能がない」「もう追いつけない」などとネガティブに考えてしまいます。やがて、脳が自己防衛のため、勉強そのものをしないという選択をしてしまうのです。こうした状態のお子様に努力が足りないとハッパを掛けても、ますますやる気を削いでしまいます。

 

進路への不安や人間関係など、精神的な要因と向き合う

思春期である高校生は、大人への階段を登る多感な時期です。勉強が進まない原因には、親の目には見えづらい精神的ストレスも大きく関わっています。

 

ここでは高校生が抱えがちな3つのストレスを紹介します。

1.アイデンティティの葛藤

「自分は何のために生きているのか」「この勉強に何の意味があるのか」という根源的な問いにぶつかり、答えが出ないまま学習意欲を失うケース。

 

2.将来への漠然とした不安

大学受験という巨大な壁を前に、「もし落ちたらどうしよう」「やりたいことが見つからないのに進路を決められない」という不安が強すぎて、逆に手がつかなくなる(回避行動)。

 

3.人間関係の疲弊

複雑な友人関係やSNSでのコミュニケーションにエネルギーを使い果たし、家庭で勉強する気力が残っていない。

親から見れば「ただ座ってスマホを見ているだけ」に見えるかもしれませんが、まずはお子様の心の中では激しい葛藤が起きている可能性を念頭に置いておきましょう。

 

参照:高1夏、本気になるかが分かれ道 —— 勉強リズムの作り方

参照:学生とメンタルヘルスの病気:学生に発症しやすいメンタルの病気は? _ オンライン診療心療内科・精神科ならエニキュア

2. 親が避けるべきNG行動と効果的な言葉掛け

高校生に対して、中学生までと同じ感覚で接するのは大変危険です。親から過度に干渉されると、自分の心のテリトリーを侵されるような嫌悪感を与えてしまいかねません。

 

なぜ子ども扱いすると逆効果になるのか、その理由と対処法を紹介します。

 

過度な干渉や「勉強しなさい」が逆効果になる理由

心理学には「心理的リアクタンス」という言葉があります。人から自由を制限されたり、強制されたりすると、無意識に反発して自由を取り戻そうとする心の働きのことです。

 

高校生は自立心が芽生えており、自分のことは自分で決めたいという欲求が極めて強い時期です。それなのに親から「勉強しなさい」「スマホを置きなさい」と命令されると、たとえ本人がやろうかなと思っていたとしても、親に支配されることを嫌い、あえてやらないという行動で抵抗してしまいます。いわゆる「今やろうと思ってたのに!」の正体です。

 

また、「お友だちのAさんはあんなに頑張っているのに」といって誰かと比べたり、「そんなんじゃ、どこの大学も受からないよ」などと不安を煽る言葉は、お子様の自己肯定感を損ない、心のシャッターを閉じさせる原因になります。

 

本人の主体性を尊重する、ベストな距離感とサポート術

では、親はどう接すればいいのでしょうか。大切なポイントは、それまでのように親がリーダーシップを取って子ども扱いをするのではなく、そばにいてサポート役に回ることです。

 

サポート役のポイントを3つ紹介します。

1.命令ではなく提案をする

「勉強しなさい」ではなく、「最近、少し疲れてるみたいだけど大丈夫?」「もし何か手伝えることがあったら言ってね」と、本人の意思を尊重する態度を示しましょう。

 

2.「見守る」ことの勇気を持つ

あえて勉強の話題を出さない日を作ることも大切です。お子様は学校や塾でも頑張って勉強しています。外から帰ってほっとできる場所が家庭なのに、また勉強を強制される場所ではストレスが溜まる一方です。安心して休める場所を整えてあげることで、外で頑張る気力が回復してきます。

 

3.相談されたら「聞く」に徹する

お子様が進路の悩みを口にしたとき、すぐに「あそこの大学がいいんじゃない?」とアドバイスしたくなりますが、そこはグッと堪えてください。「そうなんだ、そんな風に考えているんだね」と共感し、最後まで話を聞く。カウンセリングで「傾聴」と呼ばれる基本的な技術です。お子様も自分の意見を受け止めてもらえたという安心感が生まれ、自発的な行動の原動力になります。

 

参照:なぜ子供はなかなか宿題をやらないのか…「心理的リアクタンス」を乗り越えるための3つのコツ 「自分のことは自分で決めたい」という本能 _ PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

3. やる気を引き出す6つのコツと具体的な解決方法

お子様のやる気にもう一度火をつけるためには、精神論ではなく、具体的な仕組みと小さなきっかけが必要です。

ここでは今日から実践できる6つのコツを紹介します。

 

コツ1:小さな成功体験の積み重ねと目標設定のポイント

高校生がやる気を失う大きな原因は、設定された目標が遠すぎることです。いきなり志望校合格を目標にするのではなく、まずは、今、目の前でできることにまで目標を細分化しましょう。

 

・スモールステップで設定する

今日は数学のワークを1ページだけやる、英単語を5個だけ覚える、などできるだけ小さなタスクに落とし込みましょう。どんなに目標が小さくても、クリアできれば、その都度お子様の自信に繋がります。

 

・プロセスを肯定する

点数という結果だけに着目するのではなく、毎日30分、机に向かったことや、わからないところを自分で調べたことなど、本人が自発的に行った努力を認めて、褒めてあげましょう。

 

コツ2:集中できるルールを一緒に作る

やる気に頼らず、勉強を習慣化するためには、勉強の邪魔になるものを物理的に目の前からなくしてしまうことがポイントです。

 

高校生にとって、集中力を妨げるいちばんの敵はスマートフォンですが、だからといって、力ずくで取り上げるのは逆効果です。勉強中はリビングの充電器に置くといった、お子様自身が納得したルールを一緒に作成し、守れるようサポートします。

 

コツ3:なぜ勉強するのか、キャリアビジョンをイメージする

高校生なら一度は「数学の公式なんて社会に出て使わない」と先生や親に捨て台詞を放った経験があるでしょう。ただし、親も真に受けて「大学を卒業して学歴のため」などと答えるのは火に油を注ぐことになります。将来の選択肢を広げるため、興味のある分野をより深く追究できるため、といった、将来のやりたいことやキャリアイメージと目の前の学習を紐付ける声掛けを意識しましょう。

コツ4:受験のプロという第三者を活用する

親子間では感情的になりやすく、正論であればあるほど反発を招きます。塾の先生や現役大学生のチューターなど、親でも学校の先生でもない、受験に精通した第三者がアドバイスすることで、お子様は素直に話に耳を傾け、実行することがよくあります。

 

コツ5:スケジュールの見える化と時間管理

高校生は、日々の勉強だけでなく、部活動に体育祭や文化祭、習い事、受験勉強と、とにかく多忙です。本人がキャパオーバーを起こしていないか、睡眠時間を十分に取っているか普段からチェックしましょう。勉強できないのは本人が怠けているからではなく、単純に時間の使い方がわかっていなかったり、優先順位がつけられないだけかもしれません。

 

高校生活に慣れるまでは、親がお子様の時間管理を押しつけない程度にサポートするのもおすすめです。

 

コツ6:生活習慣のサポート

規則正しい生活は、脳を効率良く働かせるためのベースとなります。特に高校生は夜更かしによる睡眠不足によって、学習効率が大きく下がるため注意しましょう。

 

栄養バランスの良い食事のほか、夜遅くまで起きていなくても済むような朝型のリズムに慣れるよう、起床時間を決めて起こしたり、朝食を用意したりといったサポートを心がけてください。

本人と親ができる対応策と役割分担

家庭内での役割分担をはっきりさせておくと、親子の無駄な衝突を減らせます。

 

・お子様の役割:タスクを実行する

何を勉強するか、いつやるかは本人が決めます。本人ひとりでスケジューリングが難しい場合は、塾の先生と相談してみましょう。

親に言われたからやるのではなく、自分自身で計画的に勉強している感覚を持たせることが大切です。

 

・保護者の役割:環境を整備する

親は勉強の内容には口を出さず、栄養バランスを考えた食事を用意したり、勉強に集中できる静かな環境を作ったり、体調管理をサポートしたりなど、お子様がベストなコンディションで勉強できるサポート役に回ります。

 

勉強は子どもの仕事、応援サポートは親の仕事、といったイメージをお子様にはっきり持たせることで、お子様は自分を信じてもらえていると実感でき、自発的に机に向かえるようになるでしょう。

 

参照:やる気ゼロの高校生を変える!親が知るべき魔法のアプローチ _ 東大家庭教師友の会

参照:大学受験生の親がすぐに実践できる! 子どもの勉強モチベーションアップ方法 _ ダイヤモンド教育ラボ

4. まとめ

高校生が勉強しないという問題は、実は自分の力で道を切り開こうとする成長のプロセスであるとも言えます。しかし、大学受験というタイムリミットが迫る中で、ただ見守るだけでは不安が消えないのも事実です。

親子で感情をぶつけ合い、お互いに疲れ果ててしまう前に、ぜひ一度受験のプロの視点を取り入れてみてください。

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