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東海大学付属市原望洋高等学校は、千葉県市原市能満にある男女共学の私立高等学校です。東海大学の付属校なので、東海大学への付属推薦入学制度もあります。そのため、高校と大学の7年間の「高大一貫教育」という視点で教育が行われています。東海大学付属市原望洋高等学校は、講堂と3つの建物、体育館からなるキャンパスです。無料のスクールバスも6路線運行されています。
教育理念
東海大学付属市原望洋高等学校では、以下の4つのことを建学の精神としています。
・「若き日に汝の思想を培え」
・「若き日に汝の体軀を養え」
・「若き日に汝の智能を磨け」
・「若き日に汝の希望を星につなげ」
上記の建学の精神をもとに、さらに6つの教育方針を東海大学付属市原望洋高等学校では掲げています。
１．「現代文明論を中心とした教育」
２．「国際性豊かな視野を持った人材の育成」
３．「豊かな心と健やかな体の育成」
４．「創造性を育む教育」
５．「教科の学習における教育」
６．「教科外活動における教育」
教育の特色
高校3年間と大学4年間とを合わせた7年間教育
東海大学付属市原望洋高等学校は、東海大学の付属校なので、「付属推薦入学制度」にて東海大学に進学することが可能です。そのため、高校3年間だけでなく大学の4年間も見据えた「高大一貫教育」という考え方で教育が行われています。高校時代から大学での学びも視野に入れた学習環境が整えられています。また、「BSSP(望洋特別理科講座)」も実施。最先端の科学技術に触れられる機会を設けたり、大学の教授の講義を受けるだけでなく、大学で実験実習も行ったりできるといった高校を飛び出した講座も実施。高校と大学の両方をもつ付属高校の利点を最大限活用した教育を行っています。
現代文明論を軸とした教育
東海大学創設者松前重義博士の建学の理念である「人生にとって大切なものは何か」「どのように生きるべきか」を問いかけ、調和の取れた文明社会を構築できる人材の育成を目指した授業です。意義ある人生を送るため、正しいものの見方・考え方を確立し、人道主義・人格主義に基づいた考え方を培うことを目的としています。前半では創立者松前重義博士の生い立ちや東海大学設立に至る思想と歴史を学び、後半からは建学の理念に紐づけられた『現代文明の諸問題を考える』をテーマに「平和」「人権」「福祉」「科学」「生命」など各テーマに応じた探求学習や知的財産に関する授業を展開します。
全教室に液晶ディスプレイ型電子黒板とWi-Fiが完備
東海大学付属市原望洋高等学校では、全教室に配備された液晶ディスプレイ式電子黒板でデジタル教科書やシミュレーションCGなどの動画や画像も映すことができ、いままでの黒板での授業よりも視覚的に格段にわかりやすい授業が行われています。さらに、生徒には入学時にiPad端末を購入してもらい、授業や資料調べ、自学自習、プレゼンテーションに活用してもらうだけでなく、授業用のノートとしての利用も認めています。生徒1人に対して、Microsoft Officeライセンスを5つ無料配布。iPadや自宅のパソコン、スマートフォンを文房具のように生徒たちが使いこなせるよう、ICT環境を整えています。
望洋語学研修制度：3つの海外研修プラン
・ハワイ中期留学制度
高校3年次の大学進学前の1月・2月を利用してハワイにあるハワイ東海インターナショナルカレッジにて、約50日間、大学レベルの英語研修を受けられます。英語のみの環境で、基本的な文法や読み書きだけでなく、英語でのスピーチの基本まで勉強していきます。
・ヨーロッパ研修旅行
デンマークやドイツ、オーストリア、フランスといったヨーロッパ各国のクリスマスを体験しにいく研修旅行です。ヨーロッパの国々の文化を自分の肌で感じたり、世界史の授業で扱っている建築物などを直接見たりできる研修旅行になっています。
・海外英語研修旅行
10日間、ハワイのオアフ島にあるハワイ東海インターナショナルカレッジにて、英語力やコミュニケーション能力の育成を目的とした英語研修旅行を行っています。研修では、現地の博物館に行ったり、海で自然観察を行ったりといったアクティビティーも取り入れ、日本とは異なる環境や文化を肌で感じる機会を設けている点が特徴的なプログラムです。
コース
東海大学付属市原望洋高等学校には、スーパー特進コースと総合進学コースの2つのコースが設置されています。
スーパー特進コース
付属の東海大学難関学部（医学部医学科・看護学科、工学部航空宇宙科航空操縦学専攻など）への内部進学や国公立大学や難関私立大学を目指していくコースです。クラスの半分近くの生徒が外部の国公立大学や難関私立台大学への進学を希望しています。1クラス30名の少人数教育を行なっているのが特徴です。週36時間授業があり、火曜・水曜・金曜には7時間目、土曜日は3時間目まで授業が設定されています。毎日、朝学習もあり、この時間を利用して基礎学力の定着を図っています。部活動参加の制限はありません。
総合進学コース
付属の東海大学進学を見越したコースで、高校・大学の7年間一貫教育という視点で教育が行われていきます。受験勉強にとらわれないカリキュラムで、一人ひとりの興味関心を育てながら、将来のことや大学での勉強のイメージを高めてもらえることを重視したコースになっています。高校3年次に、生徒各自の進路の方向性によって理系・文系にわかれるので、高校1年次や高校2年次には、理系・文系にとらわれない教育が行われているのが特徴的です。クラブ活動や委員会活動などを行いつつ、大学での研究活動に必要な能力を磨いていくのも特徴的で、高校1年次から東海大学のオープンキャンパスだけでなく、東海大学への体験留学や東海大学の機関を利用したイベントへの参加も行っていきます。また、土曜日にはゼミ形式の「土曜講座」を行い、1年間で2つの講座を生徒自身の興味関心、進路希望に合わせて選んで受講。1講座あたり4回ですが、勉強できる内容は理系・文系問わず、多彩な講座の中から選べます。
（土曜講座の例：指定部活動、身近な世界のケミストリー、市原市の歴史と望洋高校の歴史、数学検定講座、ミュージカルを知ろう！、行間を読む犯罪と心理学など）
東海大学付属市原望洋高等学校の2024年度進路実績です。大学・短期大学・専門学校への進学率は合わせて9割以上で、付属の東海大学への進学率は7～8割になります。付属の東海大学へは付属推薦制度もあり、入学金が半額免除になるという特典もあります。
国公立大学
なし
私立大学
・明治大学
・法政大学
・駒澤大学
・日本大学
・東海大学
・国士舘大学
・近畿大学
・順天堂大学
・東邦大学
・拓殖大学
・武蔵野大学
・国際医療福祉大学
・東京経済大学
・神田外語大学
・千葉商科大学
・和洋女子大学
・SBC東京医療大学
・城西国際大学
・帝京平成大学
・淑徳大学
運動部
・野球部
・サッカー部
・陸上競技部
・男子テニス部
・女子テニス部
・男子バレーボール部
・女子バレーボール部
・男子バスケットボール部
・女子バスケットボール部
・男子バドミントン部
・女子バドミントン部
・ソフトボール部
・卓球部
・バトン部
・男子剣道部
・女子剣道部
・柔道部
・射撃部
文化部
・放送部
・英語部
・クッキング部
・華道部
・茶道部
・写真部
・科学部
・生物部
・マンガ研究部
・パソコン部
・ボランティア部
・書道部
・美術部
・吹奏楽部
東海大学付属市原望洋高等学校のキャンパスには、松前記念講堂、体育館、1号館、2号館、3号館といった建物とグラウンドが2つ、野球場、駐輪場、テニスコートがあります。
松前記念講堂
・講堂
全826席あり、学校行事や式典で利用されています。音響設備も整っているだけでなく、大スクリーンの液晶プロジェクターに映像を映せるので、著名人の講演やコンサートの会場利用もされています。
・視聴覚教室
80人収容可能で、授業だけでなく、会議室としても利用されています。ビデオやDVD、PCを投影できるプロジェクターやRAMSAといった音響設備も揃っています。
・食堂
松前記念講堂の1階にある300名ほどが収容できる食堂です。食堂内には売店もあります。
体育館
（4F）
・キャットウォーク・部室
（3F）
・メインフロア
バスケットコートで2面、バレーボールコートとして4面取れる広さの体育館です。更衣室やシャワールームもあります。授業だけでなく、さまざまな大会にも使用されています。
（2F）
・トレーニングルーム・部室
（1F）
・剣道場・柔道場・卓球場
剣道場は4コート、柔道場は1コート、卓球場は卓球台が6台分おける広さです。
屋外施設
・松前記念総合グラウンド
人工芝のサッカーグラウンドとタータンレーンの陸上トラック、助走距離40mの走り幅跳びのレーンがあるグラウンドです。サッカーグラウンドは、縦62m、横96m、芝丈55mmのロングパイル。陸上トラックは1周3レーン、直線100mが5レーンです。部活動だけでなく、体育の授業でも活用されています。
・第二グラウンド
ソフトボール部の活動や体育の授業などで使われています。
・専用野球場
両翼91mで、照明施設も完備されています。
・室内練習場
野球部が使用しており、バッティング練習やブルペンでのピッチング練習に使われています。
・テニスコート
砂入り人工芝のコートが4面あるテニスコートで、部活動だけでなく、公式試合や練習試合にも活用されています。
・駐輪場
自転車通学が認められている生徒専用で、電動空気入れも備えられています。
・駐車場
教育施設
・図書館
読書の場や学習スペースとしても利用されています。DVDやCDの視聴も可能。図書館司書も常駐しています。
・メディアラウンジ
コンピュータ25台設置。いつでも使えるのでさまざまな教科の課題レポート制作に活用されています。
・コンピュータ実習室
コンピュータ50台設置。情報の授業で使われています。さまざまな教科の課題レポートの作成の際にも利用可能です。
・和室
茶道部や華道部が使用しています。30畳ほどの広さです。
・実験室（物理室・生物室・化学室）
化学実験室の機器分析装置は大学の研究室レベルのものが備えられています。また、生物実験室の機器分析装置としては、生徒一人ひとりが光学顕微鏡を使用可能です。
・3号館
冷暖房完備の教室、職員室、保健室、生徒相談室、保健室もあります。
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