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日本体育大学荏原高等学校は、明治37年(1904年)に日本体育会会長・加納久宜子爵によって設立された荏原中学校を前身とし、令和6年(2024年)に創立120周年を迎えました。知・徳・体の調和を重んじた教育理念のもと、体育教師の養成機関である体操学校(現・日本体育大学)と連携しながら発展。度重なる校舎の再建を経て、充実した施設とともに発展を続け、全国大会常連の運動部などを擁する伝統校として知られています。
教育理念と人間力の育成
日本体育大学荏原高等学校では、「求めて学び、耐えて鍛え、学びて之を活かす」という教育理念のもと、知・徳・体のバランスを重視した教育を展開。生徒一人ひとりが主体的に学びに向き合い、困難に挑戦し、学んだ知識や経験を実生活に活かせる力を育んでいます。挨拶や礼儀を重んじる生活指導により、社会で求められる高い人間力の養成を目指します。
多様な進路に対応する3コース制
日本体育大学荏原高等学校では、生徒の将来像や興味関心に応じた「アカデミックコース」「アドバンストコース」「スポーツコース」の3コースを設置しています。アカデミックコースでは国公立大学を含む難関大学の現役合格を目指し、2年次から文系・理系に分かれた専門的な学習を実施。アドバンストコースでは、2・3年次に3分野7専攻の専門探究科目を通して、自らの進路や興味に応じた学びを深め、大学や専門学校への進学はもちろん、社会に出て通用する力を身につけます。スポーツコースでは、部活動に全力で取り組むだけでなく、スポーツに関する知識や指導法を学び、体育系大学進学や将来的な指導者の育成にも対応しています。
探究活動・キャリア教育の充実
全コース共通で実施される探究活動では、「問いの立て方」から「情報収集・分析」「発表・表現」まで、一連のプロセスを体系的に学習します。1年次は探究手法の習得に始まり、2年次は地域課題や社会的テーマの分析、3年次にはゼミ形式での卒業論文執筆へと進化。特にアドバンストコースでは、教科の枠を越えた横断型授業や産学連携・国際交流プロジェクトなどを通して、社会課題に実践的に取り組む力を育てています。これにより、生徒は進路選択に必要な情報分析力や判断力、表現力を身につけ、将来に対する主体的な意思決定力を養います。
また、スポーツコースでは「専門探究基礎」として、2年次に保健体育の授業指導法を学び、実際に模擬授業を行うことで教えることの難しさや指導力を養います。さらにトレーニング探究では、競技力向上のための理論と実践を組み合わせて深掘り。3年次には「スポーツ実践指導法」として、学校行事や地域との連携の中でスポーツイベントを企画・運営するなど、リーダーシップと実行力を育成する実践型授業を展開しています。スポーツの学びを通して、指導者としての資質も高める教育内容が整備されています。
ESC(荏原スタディセンター)による個別最適化学習
日本体育大学荏原高等学校独自の学習支援機関「ESC(荏原スタディセンター)」では、学習塾と連携したマンツーマンのコーチングや個別授業を展開しています。生徒の目標や進路に合わせ、「何を」「いつまでに」「どのように」取り組むべきかを明確化し、自学自習の質を高めます。難関大学を目指す「パーソナルコース」と、推薦入試を視野に入れた「ステップラーニングコース」の2コースを設置し、それぞれのニーズに応じた学びを提供。定期テスト対策から小論文・面接指導に至るまで、幅広いサポート体制が整っています。
ICT活用による先進的教育環境
日本体育大学荏原高等学校は、「学校情報化先進校」として認定された初めての私立高校であり、ICTを活用した教育の充実度は全国的にも高く評価されています。全生徒にタブレット端末を配布し、教科指導から校務管理、家庭連絡に至るまで、あらゆる場面でICTを活用。Gsuite for Education、Classi、ロイロノートなどのツールを駆使し、生徒一人ひとりの学びを可視化・最適化しています。ポートフォリオによる自己の成長記録や、思考コードを活用した深い学びを通して、論理的思考力や創造性、プレゼンテーション力など、21世紀型スキルの育成にも力を入れています。
進路状況(令和6年度入試 主な合格実績)
【国公立大学】
香川県立保健医療大学(1名)
【私立大学】
日本体育大学(166名)/
早稲田大学(1名)/
学習院大学(1名)/
中央大学(1名)/
法政大学(2名)/
立命館大学(1名)/
明治学院大学(2名)/
國學院大學(2名)/
日本大学(6名)/
東洋大学(6名)/
駒澤大学(7名)/
専修大学(3名)/
東海大学(2名)
体育局
硬式野球部/
柔道部/
女子バレーボール部/
陸上競技部/
剣道部/
サッカー部/
水泳部/
男子バスケットボール部/
アメリカンフットボール部/
器械体操部/
弓道部/
ゴルフ部/
女子ソフトボール部/
女子バスケットボール部/
スキー部/
相撲部/
男子バレーボール部/
ダンス部/
チアリーディング部/
テニス部/
軟式野球部/
バドミントン部/
パワートレーニング部/
ハンドボール部/
ボウリング部/
ラグビー部/
ライフセービング部
学芸局
軽音楽部/
吹奏楽部/
美術部
サークル
英語サークル/
マルチメディアサークル
日本体育大学荏原高等学校のキャンパスは、生徒が心身ともに成長できるよう設計されており、日々の学びやクラブ活動に専念できる環境が整っています。校地の総面積は16,000平方メートルを超え、グラウンド(第2グラウンド含む)は22,000平方メートルに及び、体育系の名門校としてのスケールを誇ります。
特に運動施設の充実は全国的にも注目されており、第1グラウンドは創立110周年記念事業の一環として全面人工芝化され、より活発な体育授業や部活動が可能になりました。また、校舎には各専門教室が配置されており、日々の授業から課外活動まで、あらゆる学びを支える多様な設備が整っています。
一方で、学習環境も進化を続けており、AL教室(アクティブ・ラーニング教室)やICT環境の整った教室、理科実験室や図書室など、知的探究心を深める空間が随所に設けられています。さらに、寮生活を通じて全国各地から集まる仲間たちと切磋琢磨できる男子寮「洗心寮」も完備。クラブ活動の「特別選抜」対象者が安心して勉強・練習に励めるようサポート体制も万全です。
主な施設一覧
●1号館:普通教室、進路指導室、図書室、保健室
●2号館:音楽室、多目的和室、女子更衣室、普通教室(鉄筋2階建て)
●3号館:100周年記念資料展示室、家庭科室
●4号館:AL教室、理科実験室、美術室、ダンス練習フロア、書道室(鉄筋5階建て)
●記念体育館(第1体育館):アリーナ、弓道場、トレーニングセンター
●第2体育館:屋上テニスコート、室内温水プール、柔道場、剣道場
●食堂:昼休みや放課後に利用される交流の場、売店併設
●第1グラウンド:2011年度より全面人工芝化、体育授業や部活動で活用
●多摩川第2グラウンド:硬式野球部専用の広大な練習場
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